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介護経験者が執筆|老犬介護は大変?愛と絆が深まるかけがえのない時間

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老犬介護はとても大変です。体力も時間も精神も使う日々が続き、イライラしたり疲れがたまり、次第にいつまで続くのかとすら考えてしまう飼い主さんもいるでしょう。

しかし、次の瞬間に、そんなことを一瞬でも考えてしまったことを後悔するのではないでしょうか。

老犬介護は大変ですが、それ以上の喜びや幸せを感じることができるかけがえのない時間でもあります。

そこで今回は、4匹の愛犬の介護を7年間経験した動物介護士の私が、心がずっと楽になる老犬介護のポイントをご紹介します。

これから愛犬の介護を行う飼い主さんにも役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてください。

 ■ 執筆者保有資格

動物介護士、ペットフーディスト、ホリスティックケア・カウンセラー ほか

 

老犬介護は大変?大変だと感じる3つのポイント

老犬介護を始めると、思っている以上に体力や精神を使うことに気づき、大変さを感じるのではないでしょうか。

もちろん、老犬の状態によって介護の程度は異なりますが、毎日の生活が介護中心になることも珍しくありません。

老犬介護はノイローゼになる飼い主さんもおり、大変さを理解しておくことは心の準備にもつながるでしょう。

 

体力的な負担と精神的なストレス

老犬介護が大変に感じるのは、体力的な負担と精神的なストレスが重なるからです。

老犬は体力が落ち、歩くのも食事をするのも時間がかかります。

自分で歩くことができなかったり、食べるときに介助が必要だったり、夜中の排泄介助や寝返りを促す(体位変換)など、1日の中で何度も体を使う場面があります。

さらに、老犬の様子から健康状態を読み取ったり、「痛がっていないかな」「元気はあるかな」など常に気を配るため、精神的な緊張も続くでしょう。

愛犬の小さな変化に気づけないと、不安が強くなったり自己嫌悪に陥ることも少なくありません。

老犬介護が続くと、飼い主の体も心も知らず知らずのうちに疲れを溜めてしまうのです。

 

時間的な負担と日常生活の制限

老犬介護は、飼い主さんの生活リズムそのものが大きく変わります。

排泄や食事のタイミングに合わせて動く必要があり、夜中や早朝に起きて世話をすることも少なくありません。

昼夜を問わずお世話が続くと、自分の睡眠時間や休憩が削られてしまいます。

また、急な体調の変化に備えるため、長時間家を空けることが難しくなります。

外出や旅行の予定を立てづらくなり、自由に動けない不便さを感じる飼い主さんも多いでしょう。

実際、私は寝たきりの愛犬や認知症の愛犬の介護をしましたが、3時間おきの体位変換や食事、夜中の排泄介助や見守りなど、寝る時間がほとんどなく常に寝不足状態でした。

トイレやお風呂も手早く済ませ、10分以上家を空けることが不安で家も出ず、ネットスーパーに頼るなど日常生活に制限があったのも事実です。

このように、老犬介護には大きな時間的負担と、日常生活への制限が伴います。

 

金銭的な負担と家計への影響

老犬介護では、医療費や介護用品など、経済的な負担も避けられません。

定期的な通院や検査、投薬に加え、介護用のマットやオムツ、補助具などを揃える必要があり、出費は想像以上にかさみます。

症状が進むと通院回数が増えたり、場合によっては入院や処置が必要になることもあるでしょう。

さらに、老犬になるとそれまで以上に食費がかかることも少なくありません。

噛む力や飲み込む力、消化機能が衰えるため、ウェットフードや流動食を取り入れたりする必要性が出てきます。

また、老犬は食欲や好みが日によって変わりやすく、「昨日まで食べていたのに今日は食べない」ということも多々あります。

そのたびに食べてくれるフードを探して購入するため、出費が増えることは避けられないでしょう。

【関連記事】

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老犬介護は大変だからこそ感じる喜びと幸せ

老犬介護は確かに大変で、さまさまな負担が重くのしかかります。

しかし、大変だからこそ、それまで以上に愛犬を愛おしく想い、愛犬との間に深まる絆を実感することも少なくありません。

老犬介護は、大変以上の喜びや幸せを感じることができる特別な時間なのです。

 

些細なことでも喜びを感じられる

老犬介護は、これまで当たり前に思っていた日常の一つひとつが、実は特別な瞬間であることに気づきます。

ごはんを食べた、目が合った、いいウンチが出た、しっぽを振ってくれたなど、些細なことにも深い喜びを感じることができるでしょう。

 

穏やかな日々のありがたさに気づく

老犬介護をしていると、日常の何気ない時間がどれだけ貴重かを実感できます。

寝ている姿をそばで見守れる、手を握れる、声をかけられる、そんな当たり前の時間が、かけがえのないものだとわかるでしょう。

老犬になると、1日ごとに体調や状態が変わることも珍しくありません。

だからこそ、一緒に過ごす穏やかな時間のありがたさに気づき、介護の大変さ以上の幸せを感じられるのです。

 

老犬介護で後悔しないための心構え

老犬介護は大変ですが、心構えひとつで日々の接し方や感じ方が変わります。

後悔のない老犬介護にするためにも、心構えを知っておいてくださいね。

 

無理をしすぎない

老犬介護は、体力や精神を消耗する作業です。

「頑張らなくちゃ」と思うあまり、ひとりで抱え込んで自分を追いつめてしまう飼い主さんも少なくありません。

獣医師や動物看護師、動物介護士などの専門家に相談をしたり、老犬ホームのショートステイを活用するなど、介護生活を続けるために無理をしすぎないことも大切です。

 

愛犬と向き合う

介護の忙しさに追われると、つい作業的になりがちです。

しかし、目を合わせたり、声をかけたり、ただ一緒に過ごすなど、愛犬と心を通わせる時間を意識して持つことも大切です。

また、老化は犬に限らず生き物に必ず訪れるものであり、愛犬が年老いたことを嘆くのではなく、受け入れて前向きに寄り添うことで、介護の時間も愛おしい思い出になります。

 

介護できることを感謝する

老犬介護は大変なことも多いですが、介護できる時間自体が愛犬との貴重な時間です。

これまでどんなときにも寄り添い、無条件の愛を注いでくれた愛犬の介護をさせてもらえるなんて、こんなに素晴らしいことはないのではないでしょうか。

感謝の気持ちを持ちながら介護に向き合うことで、日々の大変さも和らぎます。

 

一緒に過ごす時間を大切にする

老犬との時間は限られています。

寝ている姿を見守る、撫でてあげる、話しかける、どれもかけがえのない時間で、同じ時間は戻ってきません。

忙しい中でも、愛犬との1分1秒を大切に過ごすことで、後悔のない介護に繋がるでしょう。

 

まとめ

老犬介護は、大変なこともたくさんありますが、それ以上に喜びや幸せを感じることができるものです。

当たり前の日常や、穏やかな日々が続くありがたさ、愛犬を介護させてもらえることへの感謝など、介護を通して感じる幸せは大きな宝物となります。

無理をし過ぎず、でも愛犬にしっかり向き合い、今この時間を大切にしましょう。

愛犬の介護ができる時間は永遠ではありません。

老犬介護をつらいと思わず、愛犬の最期のときまで愛情で包んであげてくださいね。

 

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執筆者:高田(動物介護士)