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夜泣き=認知症?|老犬の夜泣きの種類と対処法

目次

歳を重ねると、犬にも若い頃にはみられなかった行動の変化がみられるようになります。

特に、夜中に落ち着かない・徘徊する・夜泣き(夜鳴き)の症状がある場合…

「どうしてあげたらいいのか分からない」

「愛犬だけでなく、自分や家族も寝不足になって辛い」

「ご近所に迷惑をかけているのではないかと心配」

こんな風に飼い主さんが心身ともに疲弊してしまうケースも少なくありません。

「夜泣き=認知症」と考える方が多いと思いますが、実はその理由はさまざまです。

今回の記事では、老犬の夜泣きが起こる原因とその種類、対処法をご紹介します。

いま現在愛犬の夜泣きでお困りの方、まだ症状はないけれど今からできる対処法やケアを探している方のお役にたてたら幸いです。

 

どうして老犬は夜鳴きをするの?

犬もヒトと同じように、年を重ねると身体や脳の機能が衰えてきます。
それと同時に、身体のさまざまな場所に痛みや不調を抱えるようになります。

例えば、私たちも40~50代頃から肩が凝ったり、膝や腰に痛みを感じたり、持病を抱えるようになったり、慢性的にどこかに不調を感じていることが多いと思います。

犬は整体院へ通ったり、シップを貼ったり、私たちが日常的に行っている自分自身のケアを施すことができません。
そのため、飼い主さんへのSOSのサインとして夜鳴きという手段で訴えているケースがあるのです。

認知症の場合でも、脳(認知)機能の低下などにより不安や恐怖を感じやすくなったり、さまざまな刺激に敏感になりやすくなります。
それが夜鳴きが起こるひとつの原因といわれています。

 

犬の夜泣きの具体的な原因

犬に夜泣きの症状がみられたら、原因を正しく見極めることが大切です。

主な原因を5つご紹介します。

 

1. 日中に寝てばかりいる(活動量が少ない)

日中の活動量が少ないと昼夜逆転のような状態になってしまい、夜中に活動的になる場合があります。

 

2. トイレに行きたい

トイレに行きたくて鳴いているケースもあります。
自分で歩ける場合でも、暗くて不安、よろけてしまう、立ち上がる時に足が痛むなどの理由で飼い主さんを呼ぶことがあります。

 

3. お腹が空いた・喉が渇いた

特に夜中に起きている時間が長く、徘徊などの症状も見られる場合には、お腹が空いてしまう、のどが渇いてしまうことで夜鳴きが起こることがあります。

 

4. 痛みや不調を感じている、快適な睡眠環境が整っていない

冒頭で少しご紹介したように、慢性的な痛みを感じている場合には、寝返りを売ったり、体勢を変えることが難しい場合もあります。

また眠る場所が明るすぎる、ヒトの声やテレビの音などで騒がしいなど、安眠できるような環境が整っていない場合もあります。

 

5. 認知症を発症している

上記4つは要求吠えにあたります。

この場合はその要求が解消されれば鳴きやみ、要求が通らず放置されるとエスカレートすることが多いようです。

一方、認知症による夜鳴きは近くにヒトがいても気づかず鳴き続け、一旦休憩のように鳴き止んでは、また同じように鳴き続けるケースが多いようです。

夜泣きとしては一見同じような特徴をもちますが、認知症には特有の様子がみられることがあります。


これらの複数の原因が重なり合って起こっているケースも多く、すべてを見極めることは難しい場合もあります。

また認知症の場合でも、その重症度によって判断が難しいケースもあります。

見極めが難しい場合は、動物病院で相談することもぜひご検討ください。

 

犬の夜泣きの具体的な対処法

1. 睡眠サイクルを整える

太陽の光を浴びることは、体内時計を元に戻すためにとても重要です。
毎朝、なるべく同じ時間に窓辺で日光浴をさせたり、外へ連れ出して外気に触れさせてあげるだけでも脳にとって良い刺激になります。

また無理のない範囲で、起きている時間をなるべく増やしてあげましょう。
好きなおやつを使ったノーズワークや、簡単なトレーニングなどもおすすめです。

最初は少ない時間からはじめて、徐々に時間を延ばしてみましょう。

 

2. トイレの回数・タイミングを見直す

眠る直前にトイレにいく時間をつくる、鳴きはじめたら早めにトイレに連れていくなど、ルーティーン化することをおすすめします。

 

3. 食事、水分補給の回数・タイミングを見直す

眠る前に、夜間にお腹がすきすぎない程度に、腹持ちの良い夜食を食べさせると良いでしょう。

また愛犬が立ち上がらなくても飲める、すぐ近くに飲み水を置いておくと自分で水分補給をすることができます。

 

4. 痛みや不調の管理、快適な睡眠環境に整える

体圧を分散するマットを使用したり、時間を決めて体勢を変えてあげる、場合によっては内服などの痛み止めを使用することで快適に眠ることができるようになります。

また安眠できるような薄暗く静かな環境に整えることも大切です。

できる限り、家族で対応を統一化しておくことも大切です。

 

5. 脳・老化ケアのためのサプリメントを取り入れる

ご紹介したようなさまざまなアプローチに加えて、身体の内側からのアプローチも重要です。

シニア期になるとフードだけで補いきれない栄養素がでてきがちになります。
そんな栄養素は、手軽にサプリメントで補給しましょう。

シニア期のためのサプリメントはたくさん発売されていますが、愛犬の体調に合ったものを動物病院に相談してみると安心です。

 


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