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老犬が「かかりつけ動物病院」をもつメリット・安心とは?

目次

愛犬が年齢を重ねてシニア期に入ると、これまで以上に健康の変化に気づきやすくなります。


「最近よく眠るようになった」
「散歩の歩幅が小さくなった」
「夜に落ち着かず鳴くことが増えた」

──こうした小さな変化も、実は老犬に特有のサインかもしれません。

そんなときに飼い主さんを支えてくれるのが、かかりつけ動物病院です。

この記事では、老犬にとって「かかりつけ動物病院をもつこと」の安心感とメリットについて、実際に動物病院で動物看護師として勤務していた経験をもとに、詳しくお話しします。

 ■ 執筆者
トライザ株式会社 土田(動物看護師)

老犬に多い体の変化とは?

まずは、老犬によく見られる健康や行動の変化を整理してみましょう。

  • 関節や筋肉の衰え:階段を嫌がる、立ち上がりが遅い
  • 内臓機能の低下:腎臓や心臓のトラブルが増える
  • 感覚器の衰え:目が見えにくい、耳が聞こえにくい
  • 睡眠リズムの乱れ:夜鳴きや徘徊
  • 認知症(認知機能不全):徘徊、排泄の失敗、混乱 など

これらは「老化だから仕方ない」と思われがちですが、病気のサインが隠れていることも多いのです。

早期発見が難しいだけでなく、複数の原因が関連しているケースもあります。

 

かかりつけの動物病院をもつ安心感

犬の加齢変化に気づいたとき、頼れる相談先があるかどうかで飼い主さんの負担感は大きく変わります。

1. すぐに相談できる安心感

かかりつけの動物病院があると、「この症状は病院に行くべき?」「ただの老化?」と迷ったときでも気軽に相談できます。

小さな変化のうちに獣医師と共有することで、早期発見・早期治療につながります。

2. 愛犬の生活史を把握してくれる安心感

長く通うことで、獣医師が愛犬の性格や体質、既往歴を把握してくれます。

これにより診断や治療方針もスムーズになり、余計な検査やストレスを減らせます。

3. 夜間・休日の不安にも備えられる

「もし夜に急変したらどうしよう…」という不安は、老犬の飼い主さんによくある悩みです。

かかりつけ病院があると、提携している救急病院を紹介してもらえるなど、緊急時の行動にも安心感が生まれます。

 

かかりつけ病院をもつメリット

老犬と暮らす上での「かかりつけ動物病院」のメリットは数えきれません。

定期的な老犬健診で病気の早期発見

老犬では、半年に1回の老犬健診(健康診断)が推奨されます。
かかりつけ動物病院なら、前回の検査データと比較できるため「少しの変化」も見逃しにくくなります。

関連記事はこちら▼

 老犬(シニア犬)健診のメリット|半年に1回以上の健康チェックで愛犬の生活の質を守ろう

専門的なケアを受けられる

  • 関節ケア(リハビリ・サプリメント指導)
  • デンタルケア
  • 皮膚や耳の慢性トラブル管理 など

こうした日常のお手入れまでサポートしてもらえることも嬉しいメリットです。

認知症ケアの相談ができる

夜鳴きや徘徊に悩んだとき、家庭での工夫だけでは限界があります。

かかりつけ動物病院なら、体調面や生活環境などの幅広いアドバイスを受けられ、飼い主さんの孤独感も軽減されます。

トータルケアで安心

「体の診察+心のケア+栄養指導」をまとめて受けられるのも大きな強みです。

とくに食事やサプリメントは、ネット情報だけでは不安ですが、かかりつけの獣医師に相談すれば安心して与えられる商品や方法がわかります。

 

飼い主さんにとってのメリット

犬だけでなく、飼い主さんにとってのメリットも大きいです。

  • 迷ったときの判断を獣医師に任せられる → 精神的に安心
  • 定期通院で「健康チェックの習慣」ができる → 後悔が少ない
  • 長く付き合うことで「小さな相談」もしやすい → 孤独を感じない

特に老犬介護は、飼い主さんが疲れてしまいやすいもの。
かかりつけ動物病院は、愛犬だけでなく飼い主さんにとっても心強い「伴走者」となります。

 

かかりつけ動物病院を選ぶポイント

「どの動物病院をかかりつけにするか」も大きなポイントです。

  • 通いやすい距離にあるか
  • 老犬医療(内科、リハビリ、認知症ケアなど)を積極的に行ってくれるか
  • スタッフや獣医師と話しやすい雰囲気か
  • 緊急時の対応体制があるか など

一度通ってみて、愛犬や飼い主さんが安心してを確認するのもおすすめです。

 

まとめ|老犬こそ、かかりつけの動物病院と一緒に

  • 老犬は体や心の変化が多く、病気のリスクも高い
  • かかりつけ動物病院をもつことで、安心感と早期発見のメリットが得られる
  • 健康診断から日常ケア、認知症までトータルで相談できる
  • 飼い主さんにとっても「支え」になる存在

シニア期になった大切な愛犬と安心して暮らすためには、信頼できるかかりつけ動物病院をもつことが重要です。

動物病院に行くことを嫌がるワンちゃんの場合は、「ストレスになるのではないか」「逆に身体に負担がかかるかも…」と心配になってしまう飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

その場合は、話しやすい動物看護師さんや受付スタッフさんに相談してみましょう。
大好物のおやつをごほうびに、たくさん褒めてもらいながら診察が受けられる動物病院さんはたくさんあります。

「こんな場合はどうしたら良いのかな?」に寄り添ってくれる動物病院こそ、安心して愛犬の健康管理に取り組んでくれるパートナーといえるでしょう。

今日からぜひ、愛犬の「かかりつけ動物病院」を見つけてみてくださいね。

 

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執筆:トライザ株式会社 土田(動物看護師)