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愛犬の表情が変わった?気づいてほしいいつもと違うサイン【専門家解説】

目次

犬は言葉を話すことができないぶん、表情やしぐさで私たちに気持ちを伝えてくれます。

「なんだか表情が変わった」

「今日は目に力がない気がする」

そんないつもと違う表情は、愛犬からのSOSのサインかもしれません。

犬の表情の変化には病気が隠れていることもあり、早めに対処してあげることが大切です。

この記事では、犬の表情が変わるときに起きやすい行動の変化と表情から判断するときの目安について解説します。

 執筆者:高田
【保有資格】
動物介護士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペットセラピスト ほか

※愛犬の体調についてご心配な事がある場合は、かかりつけ動物病院へご相談ください

 

犬の表情が変わるときに起きやすい行動の変化

犬の表情が変わるときは、顔つきだけでなく普段の動きや生活リズムにもサインが現れることがあります。

こうしたサインを理解しておくことは、愛犬の体調や心の変化に早めに気づいてあげるためにも大切なことです。

最初に、犬の表情が変わるときに起きやすい行動の変化について知っておきましょう。

 

①呼んでも反応が鈍い・振り向かない

愛犬の名前を呼んでも、反応が鈍かったり振り返らないときは、体のどこかに“しんどさ”を抱えている可能性があります。

痛みや疲れを感じていると体がエネルギーを節約しようとするため、周りの刺激に気づく力が弱まりやすいのです。

また、体質や加齢によって耳が聞こえにくくなっていることも考えられます。

聴力の低下はゆっくり進むことが多いため、飼い主さんが気づかないことも少なくありません。

「反応が鈍い」と感じたときは、体調の変化だけでなく、耳の聞こえ方にも気をつけてあげてくださいね。

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②興味を示さない・反応が弱くなる

いつも嬉しそうに反応していたおもちゃや散歩に興味を示さないときは、体のだるさや軽い痛みを抱えていたり、気持ちにゆとりがなくなっている可能性があります。

体や心に余裕がないと、好きなことを楽しむ元気が少し落ちてしまい、いつもほど反応できなくなるためです。

ほかにも、興味のあるものへの反応が弱くなることには、気温の変化や生活リズムの乱れなど、環境によるストレスが影響していることも考えられます。

愛犬の喜び方がいつもより控えめに見えるときは、いつもより散歩の歩くスピードが遅くなっていないか、遊びがすぐに終わってしまわないか、食欲にムラが出ていないかなどを確認してあげましょう。

 

③ぼんやりする時間が増える

ぼんやりする時間が増えたときは、集中力が一時的に落ちている可能性があります。

軽い疲れや睡眠不足、気持ちの高ぶりなどが続くと、犬は考える余裕がなくなりやすく、ぼーっとしているように見えるためです。

特にシニア犬では、年齢とともに判断に時間がかかるようになり、ぼんやりしている時間が増えることもあります。

ぼんやりする時間が目立つときは、しっかり睡眠がとれているか、いつも通りの落ち着きがあるかなど、生活のリズムにも目を向けてあげることが大切です。

 

④生活リズムが乱れる

いつもより早く起きてしまったり、夜に落ち着かず歩き回ったりするなど生活リズムが乱れているときは、体や心のバランスが崩れている可能性があります。

生活リズムが乱れるのは、気温の変化や環境の刺激、不規則な生活、ストレス、病気などによって体内時計がズレてしまうためです。

体内時計が乱れると、犬は自分のペースをつかみにくくなり、表情にも疲れや落ち着かなさが出てくることがあります。

特にシニア犬では、年齢とともに体内時計が狂いやすくなるため、昼夜の切り替えがうまくいかなくなってしまうことも珍しくありません。

こうした状態が続くときは、なぜ生活リズムが乱れているのかを探り、適切に対処してあげることが大切です。

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⑤触られるのを嫌がる・必要以上に甘える

触られるのを嫌がるときは、どこかに痛みや違和感がある可能性があります。

これは、痛みのある部分を守ろうとしているからです。

一方で、いつも以上に甘えるときは、不安を感じていたり、気持ちが落ち着かない状態になっていると考えられます。

こうしたいつもと違う行動は、体や心の不調のサインなので、見逃さないようにしてあげることが大切です。

 

原因は何?愛犬の表情から判断する目安

犬の表情が少なく見えるときは、体や心の中でいつもと違う変化が起きていると考えられます。

ここでは、愛犬の表情からどんな原因が考えられるのか、判断するときの目安を解説します。

 

ストレスを抱えている

犬はストレスがあると、顔の筋肉がこわばり、目や口元の動きが小さくなるため、表情が少なく見えることがあります。

不安や緊張が続くと、まぶたの開きが浅くなったり視線が定まりにくくなったりすることも少なくありません。

 

痛みや不調がある

犬は痛みや不調があると、違和感をこらえるために顔の筋肉が硬くなり、表情が乏しく見えることがあります。

痛みや不調は目が細くなったり、口元だけ無表情、への字に見える、口角がキュッと締まったように見えるなど、いつもの柔らかい表情が出にくくなることが多いです。

消化器の不快感や歯のトラブルなど、外から見えない不調でも表情に変化が現れます。

 

興味や意欲が低下している

犬の興味や意欲が低下していると、目の輝きが弱くなり、嬉しい気持ちを表に出しにくくなるため、表情が少なく見えることがあります。

特に、季節の変わり目は体温調整や気圧の変化で体に負担がかかりやすく、気分が安定しにくい時期です。

軽い疲れやだるさが重なることで、嬉しい、楽しいといった表現が控えめになります。

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認知機能が低下している

シニア犬では認知機能が低下し、状況を理解したり反応するまでに時間がかかるため、表情の変化をスムーズに出すことが難しくなります。

さらに、目が合いにくい、目の動きがゆっくりになるなど、表情の動き方にも変化が見られることも少なくありません。

認知機能の低下は進行していくため、早めにケアしてあげることが大切です。

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愛犬の表情の変化に気づいたときの対処法

愛犬の表情の変化は、いつもと違うことを伝える「SOSのサイン」かもしれません。

大きな異常ではなくても、愛犬の不調は取り除いてあげたいものですね。

ここでは、愛犬の表情がいつもと違うと感じたときの対処法をご紹介します。

 

まずは獣医師に相談する

愛犬の表情が少ない・乏しいときは、自己判断せずにまずは獣医師に相談しましょう。

表情の変化は、体や心に何らかの違和感や不調があることも少なくありません。

原因を見つけてあげることで、適切な治療やケアをすることができます。

 

生活環境を整える

愛犬が落ち着いて過ごせる環境を整えてあげましょう。

安心して休める場所は良質な睡眠にもつながり、気持ちにも余裕が戻りやすくなります。

また、室温や湿度が犬にとって快適かを、こまめに確認することも大切です。

 ■ 犬にとって快適な室温・湿度

室温…25℃前後
湿度…50%程度

くわえて、寝る場所が騒がしくないか、エアコンの風が直接当たってないかなど、休む場所そのものももう一度見直してみましょう。

 

コミュニケーションの時間を増やす

大好きな飼い主さんとの関わりは、犬の心や体に良い影響を与えます。

コミュニケーションの時間を増やし、愛犬と向き合う時間を増やしてあげましょう。

もちろん、無理に遊びに誘ったり、しつこくかまえばいいというわけではありません。

愛犬が安心できる距離感で、寄り添ってあげることが大切です。

 

表情や様子を記録する

その日の表情や様子を動画やメモで記録しておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。

一緒に暮らしていると、「今の状態」が基準になりやすく、変化を見落としてしまうことも少なくありません。

特に動画は、表情の動きや歩き方、呼びかけへの反応などをそのまま残せるため、動物病院を受診するときにも役立ちます。

 

まとめ

言葉を話せない犬にとって、表情や行動は気持ちを伝える手段のひとつです。

だからこそ、「いつもと違う」と感じたときは、愛犬からの「SOSサイン」として受け止め、早めに対処してあげることが大切です。

気になることがあったら動物病院を受診したり、生活環境に配慮してあげるなど、愛犬が安心して過ごせる毎日をサポートしてあげてくださいね。

 

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