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動物介護士が解説|老犬が噛む・怒るのはなぜ?原因とケアのポイント

目次

愛犬が老犬になり、急に噛んだり怒るようになったと戸惑う飼い主さんは少なくありません。

確かに、老犬になると性格が変化したように見えることもありますが、老犬の「噛む」「怒る」という行動にはさまざまな理由があり、適切にケアしてあげることが大切です。

そこで今回は、4匹の高齢の愛犬たちと暮らしていた動物介護士の私が、老犬が噛む・怒る原因やケア方法をご紹介します。

老犬にあらわれる変化は、それだけ長生きしてくれている証拠。愛犬に穏やかな日々を過ごしてもらえるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

 ■ 執筆者保有資格

動物介護士、ホリスティックケア・カウンセラー ほか

 

老犬が噛む・怒る理由は?愛犬の心とからだのサイン

老犬の「噛む」「怒る」などの行動は、必ず何らかの原因があります。

それは決して年齢や性格の問題ではなく、見逃してはいけないサインであることも珍しくはありません。

そのため、どうして噛むのか、どうして怒るのかの理由を理解してあげることが大切です。

ここでは、老犬が噛んだり怒ったりする理由を見ていきましょう。

 

どこかに痛みや不快感がある

からだのどこかに痛みや不快感があると、触られることを嫌がって噛む・怒るなどの行動が見られることがあります。

外見では分かりにくいことがほとんどですが、足や体の震え、動きのぎこちなさなどがないか愛犬をよく観察してみましょう。

老犬になると、年齢とともに病気のリスクが高まります。

関節炎や歯周病、内臓の病気などによる痛みや不快感が攻撃的な行動につながっている可能性もあるため、震えや食欲低下などが見られる場合は獣医師にご相談ください。

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恐怖や不安・ストレスを抱えている

恐怖や不安が強いと、防衛本能から噛む・怒る行動につながりやすくなります。

また、環境の変化や生活リズムの変化などもストレスとなり、些細なことでも恐怖や不安となって攻撃的な行動につながることがあります。

老犬になると若い頃よりも不安が強くなるため、安心できる生活環境を整え、できる限り変化の少ない毎日に配慮してあげることが大切です。

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加齢による感覚の変化

加齢によって視力や聴力、反射神経や運動能力が低下すると、周囲の出来事に過敏に反応しやすくなります。

その結果、以前は気にならなかった物音や人の動きに驚き、防衛的に噛む・怒る行動を取ることがあります。

もちろん、驚いてうっかり嚙んでしまったということもあるため、老犬に接するときは急な動作を避け、ゆっくり声をかけながら近づくなど、驚かせないようにする工夫をしてあげましょう。

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認知症の影響

犬も認知症になると、自分がどこにいるのか分からなくなったり、飼い主さんがわからなくなったりすることもあります。

さらに、認知症は感情をコントロールすることが難しくなり、その結果、噛む・怒る行動が出やすくなります。

認知症はトイレの失敗などの症状から、夜鳴きや昼夜逆転、同じ場所をぐるぐる歩くなどの症状などさまざまですが、認知症が疑われる場合は早めに動物病院を受診することが大切です。

10歳以上の老犬は認知症の発症リスクが高まるため、気になる場合はこちらの認知機能評価テストを受けてみると良いでしょう。

  【3分でカンタン】認知機能評価テスト

実際に私の高齢の愛犬もこのテストを受けてみましたが、名前と年齢を入力したあとはチェックしていくだけなので、とても簡単でしたよ!

犬の認知症については、以下の記事も参考にしてみてくださいね⇩

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飼い主さんができるケアのポイント

老犬が噛む・怒る行動には理由がありますが、飼い主さんが日常でできる工夫や対応で噛んだり怒ることを軽減したり解消することができます。

ここでは、すぐに実践できるケアのポイントをまとめました。

 

動物病院を受診する

老犬の噛む・怒る行動は、病気などによるからだの痛みや不快感から引き起こされていることもあるため、まずは動物病院を受診しましょう。

病気が原因の場合は、病気の治療を適切に受けさせてあげることで、噛んだり怒ったりすることを解消することができる場合もあります。

また、病気は早期発見・早期治療がとても重要です。

愛犬の生活の質(QOL)を高めてあげることにもつながるため、気になることがあれば些細なことでも獣医師にご相談ください。


愛犬の様子をよく観察する

老犬は、1日ごとに状態が変化します。愛犬の小さな変化を見逃さないよう、日頃から愛犬の様子をよく観察しましょう。

食欲の減少、排泄の異常、睡眠の乱れ、遊びや散歩への興味の低下など、見るべきポイントはたくさんあります。

「何か普段と違う気がする」というときは、動物病院を受診することをおすすめします。

 

怒らず穏やかに接する

老犬の噛む・怒る行動に対して、叱ったり強制したりするのは逆効果です。怒らずに穏やかに接することを心がけましょう。

飼い主さんがイラついたり叱ることで、犬の不安や恐怖心が増して行動が悪化することがあります。

老犬は視力や聴力などの感覚が鈍くなっている一方で、恐怖や不安、刺激に敏感になっているため、落ち着いた声で話しかけ、ゆっくり触れるなどの方法で安心感を与えることが大切です。

また、犬は飼い主の気持ちに共感する能力があることが研究からも分かっているため、飼い主さんが穏やかな気持ちで接することで老犬も穏やかな気持ちを取り戻しやすいでしょう。

 

生活リズムを整えてあげる

散歩や食事、睡眠などの生活リズムを規則正しく保つことは、老犬の心身の安定につながります。

昼夜逆転などが起きている場合は、愛犬の生活リズムを整えてあげましょう。

また、老犬であっても、散歩はとても大切です。

日光浴を兼ねた散歩であれば、狂ってしまった体内時計をリセットしてくれたり、睡眠時間の調整を行ってくれたり、脳に良い刺激を与えてくれたりとさまざまなメリットがあります。

自力で歩くことが難しい場合は、カートや抱っこでも良いので無理のない範囲で連れ出してあげましょう。

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認知症対策をする

認知症は、すべての老犬に発症リスクがあり、完全に予防することは難しい病気です。

しかし、生活リズムを整えてあげたり日光浴を兼ねた散歩をすることは、認知症対策にも役立ちます。

あわせて、脳に必要な栄養を補ってあげることも重要です。

 ■ 認知機能の健康維持におすすめの成分

・神経栄養因子様化合物(バングレン
・ポリフェノール(アントシアニン、グネチンCなど)
・カロテノイド(アスタキサンチン、ルテイン、β‐カロテンなど)
・オメガ3脂肪酸(DHA、α-リノレン酸など)
・ビタミンA、C、E など

これらの成分を食事から摂ることは大変なので、効率よく補えるサプリメントを活用することをおすすめします。

実際に、認知症を発症した愛犬にバングレンとグネチンCが配合されたサプリメントを飲んでもらっていましたが、穏やかな日々を過ごしてもらえるなどの嬉しい実感がたくさんありました。

このように、愛犬に合ったサプリメントを見つけ、継続的に摂取させてあげれば、認知機能の健康維持に役立ち、噛む・怒るなどの行動も軽減されるでしょう。

なお、犬の認知症対策のサプリメントはさまざまなものが販売されているので、動物病院での取扱いがあるような、エビデンスがあるものを選ぶのがポイントです。

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まとめ

老犬が噛む・怒るという行動には、痛みや不快感、恐怖や不安、加齢による感覚の変化、認知症など、さまざまな理由があります。

大切なのは、叱ったり無理に行動をなおすのでななく、なぜ噛んだり怒ったりしているのかを理解し、適切にケアをしてあげることです。

老犬の噛む・怒るという行動は、愛犬からの心やからだのサインです。

長生きしてくれている愛犬に感謝し、穏やかで快適な日々を過ごせるようにサポートしてあげましょう。

 

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執筆者:高田(動物介護士)